読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

LHZuoteng 新分野への旅 (新领域之旅/新領域之旅/신 분야로의 여행)

让我们到新的领域!(外语、地理与历史、政治与经济 / Vocaloid) 等我地去新嘅領域去啦!(外文、地理與歷史、政治與經濟 / Vocaoid) 새로운 분야를 여행 가자!(외국어, 지리와 역사, 정치와 경제 / 보컬로이드)

シリーズ中央アジア #1:中央アジア

中央アジア 地理

Salam. Mən Zuoteng edirəm. /sɑlɑm mæn~ediɾæm/

Բարեւ. Ես Zuoteng: /baɾev jɛs~/

Salom. Men Zuoteng emasman. /sælɒm men~emæsmæn/

Сәлеметсіз бе. Мен Zuoteng қалдым. /sæli̯ɘmi̯ɘtsɘz bi̯ɘ mi̯ɘn~qɑldəm/

Салам. Мен Zuoteng эмесмин. /salam men~emesmin/

გამარჯობა. მე ვარ Zuoteng. /gɑmɑrd͡ʒɔbɑ mɛ wɑr~/

Салом. Ман Zuoteng дорам. /salɔːm man~doːram/

 

遅くなりなしたが、明けましておめでとうございます。

 

今回は予告通り、『中央アジア』と『テュルク系民族』+αの国々を紹介します。今回のテーマは、IPAのとき同様、シリーズ化します。理由は二つ。一つは、分割しないとあまりに長くなり、読みづらいため、一つは、分割しないとあまりに長くなり、書く気力が持続しなかったため、です。初回は概要です。

 

中央アジアということで、今回の冒頭のあいさつも中央アジア+α仕様です。上からアゼルバイジャン語、アルメニア語、ウズベク語、カザフ語、キルギス語、ジョージア語(グルジア語)、タジク語、です。今回紹介する国の言語でもう一つ、トルクメン語があるのですが、翻訳の都合で載せられませんでした。

 

 

今回の内容です。

 

 

1.中央アジアとは

概要

そもそも中央アジアがどの辺りに位置するのか、いまいち想像しづらい方もいると思います。そこで、各国の紹介に入る前に中央アジア自体の説明をします。

 

1.1地形

f:id:LHZuoteng:20170110160328p:plain

中央アジア衛星写真(Googleマップより)

 

見てわかるとおり、中央アジアは砂漠が非常に多いです。一方、東側では山脈が発達しています。西側には世界一の面積で有名な、カスピ海があり、カスピ海より西側には中央アジアと合わせて紹介する、カフカス(コーカサス)地域があります。

 

1.2気候

 内陸・砂漠地域の気候について一点。砂漠の気候というと、

「暑い」

というイメージを持っているでしょう。あながち間違いではないのですが、砂漠地域の平均気温を見ると、思ったほど暑くないことがわかると思います。

 これは、昼はとても暑い一方、「夜は寒い」ということに由来します。また、夏はかなり暑くなりますが、冬は極寒になります。時期によってはアスタナ(カザフスタンの首都)の気温がモスクワの気温を下回ることも多いです。「夜は寒い」ということと同様に、「冬は非常に寒い」ということです。

http://m.accuweather.com/ja/kz/astana/222343/hourly-weather-forecast/222343 

(アスタナの現在の天気。冬にはかなり気温が下がります。)

 砂漠の夜が寒冷化する理由は、湿度の低さにあります。湿度が高い地域は、気温が高いだけでなく、夜も冬も気温が下がりにくいです。熱帯の夜は暖かく、冬はそもそもありません。

 一方、砂漠の暑さは、乾燥とセットです。空気が乾燥していると、「暖まりやすく、冷めやすい」空気になります。そのため太陽の出ている日中の温度は高くなりますが、日没後には温度が大きく下がるのです。

 歴史的に、ロシアは戦争の際、その寒さを武器にしてきました。ナポレオンのロシア遠征や、第二次世界大戦における独ソ戦は、その寒さを武器の一つに勝利を収めましたが、この寒さ、冬将軍が通用せず、敗北した相手がいます。モンゴル勢力です。モンゴルも中央アジアと同様、冬はロシアにも負けないほどの寒さになります。そのため、ロシア側の冬将軍が通用しなかったのです。

 

1.3民族の分布

ここで、二つ注意点があります。今回のテーマは『中央アジア』と、『テュルク系民族』ですが、「中央アジア」と、「テュルク系民族の住む地域」は完全に一致してはいません中央アジア以外のテュルク系の国としては、トルコとアゼルバイジャン(今シリーズで紹介する)があります。また、中央アジアで、テュルク系でない国はタジキスタンがあります。さらに、中央アジアは1991年までソヴィエト連邦の一部であったため、ロシア系の住民も(国によって割合は異なるが)います。現在でも多くの国でロシア語が通用します。宗教も多様です。

f:id:LHZuoteng:20170110162029p:plain

↑水色が主にテュルク系民族が多い国。(ロシアは除く)より広い分類であるアルタイ系には、薄い水色の国(モンゴル)が入る。黄緑はイラン(ペルシャ)系が多い国。赤はコーカサス系、橙はアルメニア系。

 

1.4各国の名称

次に、今回紹介する国ともう一つの注意点。

f:id:LHZuoteng:20170110162200p:plain

これが今回紹介する国々ですが、一般的な英語の綴りとはあえて変えています。これは、各国の、各国語による名前を尊重したからです。

(ローマ字化現地語),(現地語),/現地語読みIPA/,(一般的な日本語),(英語)の順で各国の名前は、

 

Qazaqstan, Қазақстан/qɑzɑqstɑn/, カザフスタン, Kazakhstan

Ozbekiston, Oʻzbekiston/ozbekistɒn/, ウズベキスタン, Uzbekistan

Turkmenistan, Türkmenistan/tyrqmeniθtan/, トルクメニスタン, Turkmenistan

Kyrgyzstan, Кыргызстан/kɯrʁɯsstan/, キルギス, Kyrgyzstan

Tojikiston, Тоҷикистон/tɔd͡ʒikistɔn/, タジキスタン, Tajikistan

以上中央アジア。以下西アジアカフカス(コーカサス)

Sakartvelo, საქართველო/sɑkʰɑrtʰwɛlɔ/, ジョージア(グルジア), Georgia

Hayastan, Հայաստան/hɑjɑstɑŋ/, アルメニア, Armenia

Azerbaijan, Azərbaycan/ɑzærbɑjd͡ʒɑn/, アゼルバイジャン, Azerbaijan

 

本文では、カザクスタン、クルグスタン、サカルトヴェリ、ハヤスタンは現地語を使いましたが、他は慣用名にしてあります。

(クルグスタンの名前が、以下のグラフ中では綴りをそのまま読んでしまったため、クルグズスタンになっていますが、正しくはクルグスタンです)

 

2.統計からみる中央アジアカフカス

 

次に、中央アジアカフカスの国々と人々を統計で紹介します。統計はあくまでおおまかな値ですので、精密さが必要な作業などには参考にしないほうがいいと思います。記事の最後に出典はまとめておきます。

 

2.1民族別人口

まずは、民族ごとの人口です。

f:id:LHZuoteng:20170110163911p:plain

 棒グラフの上に赤丸がついているものがテュルク系の民族です。ハイェル系というのはアルメニア系の現地語読みで、カルトヴェリ系というのはジョージア(グルジア)系の現地語読みです。

 ハイェル系より左は、ロシア系を除き、中央アジアカフカスに各民族が多数派である国を持っています。ウズベク系はウズベキスタン、カザク系はカザクスタン、アゼルバイジャン系はアゼルバイジャン、タジク系はタジキスタン、クルグズ系はクルグスタン、トルクメン系はトルクメニスタン、カルトヴェリ系はサカルトヴェリ、ハイェル系はハヤスタンです。

 他にも、タタール系はロシア連邦内に自治共和国を持っていますし、ウイグル系は中国に自治区を持っています。

 

2.2宗教別人口

次は宗教別人口です。

f:id:LHZuoteng:20170110164207p:plain

 中央アジアでは、基本的にスンニ派イスラム教が優勢です。そのほか、アゼルバイジャンではシーア派イスラム教が優勢で、ロシア系住民が比較的多いカザクスタンやクルグスタンなどではキリスト教正教会勢力があります。

 カフカスのサカルトヴェリとハヤスタンでは、ロシア系住民は多くないですが、それぞれカルトヴェリ系とハイェル系の多数派はキリスト教徒です。

 

2.3人口・面積・人口密度

次は国別人口、面積、人口密度です。

f:id:LHZuoteng:20170110164309p:plain

ウズベキスタンとカザクスタンを除けば、人口はそう多くは無いほうです。

 

f:id:LHZuoteng:20170110164409p:plain

カザクスタンは世界で9番目の国土面積を誇ります。

 

f:id:LHZuoteng:20170110164447p:plain

世界9番目の国土面積から、北海道より狭い国まで、様々な国があります。

 

f:id:LHZuoteng:20170110164523p:plain

一方、人口密度は総じて高くはなく、最も高いアゼルバイジャンの人口密度はポルトガル山形県の人口密度に近いです。

 

2.4 GDP

次に各国GDP

f:id:LHZuoteng:20170110164948p:plain

f:id:LHZuoteng:20170110165012p:plain

 GDPとは、国内総生産のことで、いわば、「国の中でどれくらいの量のモノを作れたか 」を表しています。一般に、GDPが高い国が発展した国とされます。

 

あとがき

 さて、今回はここまでです。シリーズの途中に全く関係のない記事が入ったりすることもありますが、このシリーズは多分3ヶ月ぐらいで完結するのでは、と思います。少しずつ、中央アジアカフカスの国々を見ていきましょう。

 

 

lhzuoteng.hatenablog.jp

 

 

lhzuoteng.hatenablog.jp

 

データ出典

面積

http://www.toukei.metro.tokyo.jp/kurasi/2016/ku-02.htm 

http://uub.jp/rnk/p_j.html 

http://www.globalnote.jp/post-1704.html 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E3%81%AE%E9%9D%A2%E7%A9%8D%E9%A0%86%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88 

人口

http://www.toukei.metro.tokyo.jp/jsuikei/js-index.htm 

http://uub.jp/rnk/p_j.html 

http://www.globalnote.jp/post-1555.html 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E9%A0%86%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88 

https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_countries_and_dependencies_by_population 

人口密度

http://uub.jp/rnk/p_j.html 

http://www.globalnote.jp/post-3741.html 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E5%AF%86%E5%BA%A6%E9%A0%86%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88 

https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_countries_and_territories_by_population_density 

GDP

http://www.globalnote.jp/post-1409.html 

http://www.globalnote.jp/post-12794.html 

1人当たりGDP

http://www.globalnote.jp/post-1339.html 

http://www.globalnote.jp/post-12796.html 

外務省 各国の基礎データ

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/azerbaijan/data.html

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/armenia/data.html

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/uzbekistan/data.html

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/kazakhstan/data.html

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/kyrgyz/data.html

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/georgia/data.html

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/tajikistan/data.html

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/turkmenistan/data.html

それでは今回はここで。

Vidalaşdı.

Ցտեսություն.

Xayr.

Сау болыңыз.

Саламатта болуңуз.

მშვიდობით.

Хайр. 

(原語の順は冒頭と同じです)

 

1920年1月10日は…

ヴェルサイユ条約(仏:Traité de Versailles)が発効し、国際連盟(英:League of Nations 仏:Société des Nations 伊:Società delle Nazioni 西:Sociedad de Naciones 独:Völkerbund 露:Лига Наций)が発足した日。

 

2017年のざっくりとした方針など

こんにちは。Zuotengです。
你好。我是Zuoteng。
안녕하세요. Zuoteng 이에요.
Здравстбуйте. Я Zuoteng.

とうとう2016年も終わりになります。速かったです。年を経るごとにだんだん一年が短く感じるようになってきています。

 

 このブログが始まってそろそろ三ヶ月が経ちます。誰かがこのブログをきっかけに新しい学問などに興味を持っていただけることがあったのかと疑問ではありますが。

 

 まあ、ここで今年の反省をしても仕方がないので、今回は2017年のブログの予定をまとめておきたいと思います。今回はそれだけです。

 

 現在、次に話す内容として、『中央アジアとテュルク語族』について、を挙げていますが、現在、文章をまとめる段階に入っているので、投稿まではもう少し時間がかかりそうです。また、ここ最近の記事には次回予告を付けてみましたが、次に話す内容が決まってしまうのと、先に調べられてしまっては意味が薄れるので、「次回のテーマはコレ」というのにはこだわらないで行きたいと思います。
 しばらく前の予定にも挙げた、外国語歌詞の和訳なんかも、同時進行で進めているので、完成し次第投稿していきます。

 

 2016年は(三ヶ月だけではありましてが)テーマが言語学に偏ってしまったので、2017年はより様々な分野について話せたらな、と思います。また、特定の分野にこだわらない、複数分野を有機的に繋げた内容の記事もかけたら面白いな、とも考えています。難易度は高いですが。

 また、歴史や思想なんかを話そうとすると、どうしても主観的な部分が強くなってしまうので、ブログにできるのか、と思うこともありますが、どんどん殻を破っていきたいと思います。

 外国語で、ちょっとしたことを書いてみたりもしたいです。語学力が発展途上なので、日記のような簡単なことを書くか、翻訳の手を少し拝借して、今までの記事を訳したりするかは自分の中で審議中です。


2017年のブログの方針をざっくりまとめますと、

「より様々な分野の話を」
「より多くの方に興味をもっていただけるように」
「時に歌詞和訳記事や外国語版記事なんかも入れながら」

進めていければな、と考えています。

 

では、今日はこの辺で。
また来年。

 

再见。
안녕히 계세요.
Да свидания.

 

12月31日 大晦日